中学受験 理科 植物~ヒノキ(裸子植物)の特ちょう

 

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2023/10/10

 

 

ヒノキ科ヒノキ(常緑針葉樹)は、日本の人工林としてスギに次いで多く植えられている樹木です。ヒノキ材は、仕上がると美しい光沢こうたくがあり、特有の芳香ほうこうを放つため、古くから高級な建築用材として社寺や仏閣などに使われています。「ひのき」という名の由来は、古代に火おこしで使われたから「火の木」という説や、尊く最高のものを表わす「日」をとった「日の木」という説もあるようです。

じっさい、ヒノキで建てられた法隆寺や薬師寺のとうは、約1300年経った今でも維持されていますし、木をけずればよい香りがするそうです。まさに、「ヒノキは世界でトップレベルの木材」ということができるでしょう。

 

 

針葉樹といいながら、うろこ状の葉が枝いっぱいにつき、枝全体は平らな形をしています。スギの花は、雌雄同株単性花(1つの同じ株に、オシベのみのオバナと、メシベのみのメバナを付ける)で、風ばい花。日本では広く植えられており、風ばい花であるため、スギと同じように花粉症の原因となることがあります。

茶かっ色の雄花(オバナ)が、枝先に1つずつ全体として多数つきます。球形の雌花(メバナ)も枝先につき、熟した果実は赤かっ色で冬になっても枝葉に残っており、ボールのようです。

 

 

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