中学受験の理科 植物の光合成実験の手順
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2020/09/27
【光合成実験】手順は?
1 葉を、ひと晩暗室におく(葉の中のでんぷんをなくすため)
2 翌朝から日光にあて、昼すぎにつみ取る。 ここまでは良いとして、
3 葉を熱湯につける(やわらかくするため)
4 あたためたアルコールに入れる(葉の色をぬくため)
5 水で洗う(やわらかくするため)
6 ヨウ素液にひたす(色の変化により、でんぷんを確かめる)
なぜ、いきなりヨウ素液にひたしてはいけないのでしょうか。「やわらかく」が二度でてくる意味が分かりますか?
この理由は、覚えるというよりも常識で理解してください。
本番までの限られた時間を、もっと効率よく使いましょう! 以下の記事を、ご覧ください。
⇒ 中学受験の理科【偏差値アップの勉強法】合格のカギは4つだけ!
【光合成実験】アルコールを使う理由は?
葉は緑色ですから、直接ヨウ素液をつけても色の変化(黄かっ色→青紫色)は観察できません。
つまり葉の緑色(葉緑体)を取りたいのです。そのためにアルコールを使います。アルコールには物の成分をぬき取る性質があるからです。
梅酒のビンの中には、ショボショボの梅の身がはいっています。アルコールが、梅の成分をぬき取ったからです。
この性質を利用して、葉から緑色(葉緑体)をぬき取ります。
【光合成実験】葉を熱湯につける理由は?
かたい梅の身から成分をぬき取るのに時間(1年以上)がかかります。アルコールがしみこむだけでも、大変な時間が必要です。
実験でそんなに時間をかけることはできません。
アルコールに入れる前に熱湯で葉を「やわらかく」して、アルコールを早く葉にしみこませたいのです。
「しゃぶしゃぶ」で、葉野菜がすぐに「やわらかく」なるようすを思い出してください。
【光合成実験】水で洗う理由は?
アルコールは物の成分をぬき取ると説明しましたが、同時に水分もぬき取ります。だから梅酒の梅はショボショボですね。
アルコールによって葉緑体と同時に水分もぬき取られた葉は、カッパカパにかわいた状態です。だから水で葉を「やわらかく」して、ヨウ素液がしみこみやすくしているのです。
アルコールを水で洗い流しているのではありませんので、注意してください。
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