中学受験 理科 植物~スギ(裸子植物)の特ちょう
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2023/10/10
ヒノキ科のスギ(常緑針葉樹)は、ヒノキ・アカマツ・カラマツとならんで、日本の人工林として最も植えられている樹木です。その理由は育てやすさに加えて、高くまっすぐに育つので建具や構造材として加工がしやすいうえ、成長が速く直線的に育つためせまい土地でも多く植えられ効率が良いから。
長生き(500年から1000年)する巨木であることから、各地の神社における神木としてスギの巨木が奉られているところもあります。屋久島の山地に自生し屋久杉と呼ばれるスギは2000年をこえるものがいくつもあり、屋久杉のなかで最大級の巨木である縄文杉は樹齢7200年という説もあるほどです。
スギの花は、雌雄同株の単性花(1つの同じ株に、オシベのみのオバナと、メシベのみのメバナを付ける)で、風ばい花。雄花(オバナ)で作られた花粉は、風によって雌花(メバナ)に運ばれ受粉します。多くの人に花粉症を引き起こす一番の原因として、スギの開花期(3月~4月)に大量の花粉が飛び散って、空気中をただようことがあげられるわけです。
スギのオバナとメバナは、異なる枝の先にあり、花の位置(高さ)を変えることで自家受粉しないための工夫をしているようです。そもそも雌雄異花(単性花のこと)じたい、自家受粉をさける仕組みではありますけどね。
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