中学受験の理科 気象(1)
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2023/09/03
「地学編 気象」では、全5テーマを解説します。「気象(1)」から「気象(5)」まで、順に学習を進めてください。
【気象(2):気温と太陽および熱の伝わり方との関係】
⇒ 中学受験の理科 気象(2)~気温と太陽および熱の伝わり方との関係
【気象(3):日本の四季と偏西風・季節風・気団の関係】
⇒ 中学受験の理科 気象(3)~日本の四季と偏西風・季節風・気団の関係
【気象(4):天気のことわざ観天望気(かんてんぼうき)】
⇒ 中学受験の理科 気象(4)~天気のことわざ観天望気(かんてんぼうき)
【気象(5):湿度・飽和水蒸気量・露点とフェーン現象】
⇒ 中学受験の理科 気象(5)~湿度・飽和水蒸気量・露点とフェーン現象
なお、「気象(5)」は中級編ですから、基本を中心に固めている期間であれば、必ずしも学習していただく必要はありません。
本番までに与えられた時間の量は同じなのに、なぜ生徒によって結果が違うのか。それは、時間の使いかたが異なるからです。どうせなら近道で確実に効率よく合格に向かって進んでいきましょう! くわしくは、以下からどうぞ。
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気象その1:低気圧のしくみ
まわりよりも地温の高い所があると、その地点の空気はまわりの空気よりも温度が高いです。すると膨張した空気はまわりの空気よりも軽くなるため、流れる方向は上昇気流。
空気が上にいってしまいますから、地上の空気は「うすく」なって気圧が下がり、低気圧となります。
空気がうすまった部分をうめるために、まわりから空気が流れ込み(ふきこみ)ます。
風が曲がっているのは、地球の自転によるものです。
上昇気流によって、空気は上空へ。
上空で冷やされた空気中の水蒸気(気体)が、水滴(液体)に変わって雨雲となり雨がふります。
気象その2:高気圧のしくみ
上空の気温がまわりよりも低い所があると、その空気はまわりの空気よりも収縮して重いから、流れる方向は下降気流(上図の右)。
空気が上から下におりてくるために、地上の空気は「こく」なって気圧が上がり、高気圧となります。
こい空気が、まわりに流れ出し(ふき出し)ます。
低気圧の「ふきこみ」と高気圧の「ふき出し」は、風の曲がりかたは同じで、向きがちがうだけです。
気象その3:台風による風の向き
台風は低気圧ですから、反時計回りの「ふきこみ」です。自分の手を動かして、確かめることが大事です(上図の左)。
A地点は北風、B地点は西風、C地点は南風、D地点は東風となります。
気象その4:台風の予報円は、なぜだんだん大きくなるの?
「近い将来」と「遠い将来」との、「予想のしやすさ」に違いがあるからです。だんだん勢力が大きくなっていくという意味ではありませんので、注意してください。
近い将来であれば、だいたいこの辺に来ますよと予想しやすいけれども、遠い将来になるほど、行き先の予想範囲も広がってしまうのです(上図の右)。
次のテーマは、気温の変化です。以下の記事を、ご覧ください。
⇒ 中学受験の理科 気象(2)~気温と太陽および熱の伝わり方との関係
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