中学受験の理科 地層の順番についての問題演習と解説【1】
ユーチューブによるワンポイント・レッスンを行っております。重要ポイントを1テーマ2分で解説するものです。次々と公開していきますので、チャンネル登録をお願いします。
⇒ ユーチューブによるワンポイント・レッスン
△上のリンクをクリック△
2021/07/13
この演習問題は、かならず以下の学習を終えてから取り組んでください。
地層と岩石
⇒ 中学受験の理科 地層と岩石(1)
地層の順番
⇒ 中学受験の理科 地層の順番~地層と岩石(2)
【問題】
下の図は、ある地域で見られた地層のようすです。
(1)
E(断層)は、どのようにしてできましたか。次のア~エから選んで記号で答えてください。
- ア 上下からおす力がはたらいた。
- イ 上下に引く力がはたらいた。
- ウ 左右からおす力がはたらいた。
- エ 左右に引く力がはたらいた。
(2)
A~Gを、できた古い順に記号をならべてください。なお、同じ時期にできた場合は、等号(=)を使いましょう。
例) A B=C D E=F=G
解答と解説
【解答】
(1) ウ
(2)
D=G C=F E B A
【解説】
地層のできるようすを、順にみていきましょう。
海底で、まず「D・G」が、次に「C・F」がたい積しました。
左右から強い力でおされて、E(逆断層)ができます。下図の赤い部分がすべり台で、FとGはすべり台を上がっていますね。
海底が隆起(りゅうき)して陸地となり、地表面が「しん食」や「風化」のはたらきを受けてけずられ、不整合面ができました。
土地が沈降(ちんこう)して、ふたたび海底となり、「B」「A」の順にたい積します。
隆起(りゅうき)などによって陸地となり、現在のように地層が見られる状態になりました。
地層は海底で「たい積」すること、不整合面は陸地でできること、陸地になった回数は「不整合面の数(過去)+1(現在)」であることを確認してください。
次の問題演習は、「地層の順番2」です。
⇒ 中学受験の理科 地層の順番についての問題演習と解説【2】
2020年10月の赤本・2021年11月の青本に続き、2022年12月エール出版社から、全国の書店で偏差値アップの決定版ついに公開!
くわしくは、以下の記事をご覧ください。
⇒ 中学受験 理科 偏差値アップの勉強法
スポンサーリンク
スポンサーリンク