中学受験の理科 地層の対比についての問題演習と解説【1】

 

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2021/07/19

この演習問題は、かならず以下の学習を終えてから取り組んでください。

地層の対比
中学受験の理科 地層の対比~この理解だけで受験対策は完ペキ!

 

 

【問題】

下の図は、ある地域で見られた地層のようすです。左図のX・Y・Zにおける、ボーリング調査の結果をまとめたのが、右図となります。

この地域では、地層が切れたり曲がったりしておらず、火山灰の層以外は各地層の厚さが同じで、かつ一定の方向にかたむいていることが分かっています。

 

 

(1)
ねん土の層は、どちらの方向に向けて低くなっていきますか。低くかたむく方向を、ア~エから選んで記号で答えてください。

  • ア 東
  • イ 西
  • ウ 南
  • エ 北

 

(2)
W地点でボーリング調査を行うと、地表から何メートルほったところに「ねん土」の層が現れますか。

 

解答と解説

【解答】

(1) イ

(2) 60メートル

 

【解説】

ボーリング調査による地層の対比で、守るべきルールは以下の2点です。

  1. すべて標高で考える。
  2. 東西と南北をべつべつに考える。

 

この問題ではボーリング調査の結果が標高で示されているので、難易度としてはやさしいといえ、「東西と南北をべつべつに考える」だけです。

まず、X地点(北)とY地点(南)を比較してみましょう。

 

 

ねん土の層が現れるのは、X地点・Y地点ともに標高260メートルなので、それを左図に記入します。地層は、南北にかたむいていません。

つぎは、Y地点(西)とZ地点(東)です。

 

 

Y地点(西)でねん土の層が現れるのが標高260メートルに対して、Z地点(東)では標高300メートルですから、地層は東から西に向けて低くかたむいていることが分かります。

つぎは、W地点を考えてみましょう。

 

 

W地点はZ地点の真北にありますから、ねん土の層は標高300メートルの位置(Z地点と同じ)です。W地点の地表面は標高360メートルなので、地表面から60メートル(360メートル-300メートル)ほったところに、ねん土の層が現れます。

 

 

次の演習問題は、「地層の対比2」です。
中学受験の理科 地層の対比についての問題演習と解説【2】

 

 

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