中学受験の理科 気体の発生
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2019/08/02
酸素が大事なことはだれでも知っています。では気体の性質として、酸素とともに必ず二酸化炭素も学習するのはなぜなのでしょうか。
二酸化炭素は、空気中にわずか0.038%しか含まれていません。しかも地球温暖化の原因が二酸化炭素といわれるくらいですから、むしろ大事ではないと思ってしまいそうです。
酸素がなければ、地球上の生き物はいなくなってしまいます。同じように二酸化炭素がなくても、地球上に生き物はいられません。
理由に、気がつきましたか? 気がつかなかった人は、「植物編(呼吸と光合成)」へどうぞ。以下のリンクをクリックしてください。
⇒ 植物の呼吸と光合成
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三角フラスコの中にあるガラス管は、なぜ一方が長くて一方は短いのでしょう?
これは暗記するのではなく、理解してしまえば当たり前であることが分かります。
「過酸化水素」が分解 → 酸素 + 水
「塩化水素」と「炭酸カルシウム」が結合 → 二酸化炭素 + 塩化カルシウム + 水
どちらも水ができます。
つまり、実験が進むにつれて、三角フラスコの中には水がたまっていくのです。
酸素も二酸化炭素も、「ろうとの中にある液体」と「三角フラスコの中で待ちかまえている固体」がふれ合って発生します。2つが、ふれなければなりません。
ガラス管を長くしておけば、実験で水がたまっても2つはふれます。もう一つのガラス管は短くないとやがて水につかってしまうので、発生した気体の行き先がなくなってしまいます。
気体が発生して、最初に出てくる気体を集めない理由。
酸素(重さは空気の1.1倍)も二酸化炭素(重さは空気の1.5倍)も、空気より重いです。ですから、三角フラスコの底から上に向けてたまっていきます。
もともと三角フラスコの中にあった空気は、酸素や二酸化炭素におし上げられてガラス管から出ていきます。
つまり、はじめにガラス管から出てくる気体は空気です。実験では、最初に出てくる気体(空気)は集めません。
本番までの限られた時間を、もっと効率よく!
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