中学受験の理科 電流と電気回路~スイッチ回路の問題演習と解説【4】
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2021/03/28
この演習問題は、かならず2つの学習を終えてから取りくんでください。
【電流と電気回路の基本】
⇒ 中学受験の理科 電流と電気回路~この順番で学ぶと基本は完ペキ!
【豆電球の直列と並列の組み合わせ】
⇒ 中学受験の理科 電流と電気回路~豆電球の直列と並列の組み合わせ
【問題】
次の2パターンについて、それぞれ豆電球A~Eに流れる電流の大きさの比(A:B:C:D:E)を答えましょう。
- スイッチ「アとエ」を閉じたとき。
- スイッチ「イとウ」を閉じたとき。
解答と解説
【解答】
① A:B:C:D:E = 1:0:0:1:1
② A:B:C:D:E = 2:2:1:1:0
【解説】
スイッチのある回路は、次の手順で電流をもとめます。
- 閉じるスイッチを、図の上で閉じたように記す。
- かん電池のプラスからマイナスに向けて、豆電球を通る一筆書きでなぞる。
- 基本の回路図に置きかえる。
- 電流をもとめる。
①において、豆電球B・Cをなぞる場合には、注意が必要です。
上左図のように、かん電池のプラスから豆電球Aを通りぬけると、X(抵抗なし)とY(抵抗あり:豆電球B・C)の別れ道です。
電流はすべてXのほうに流れ、Y(豆電球B・C)に電流は流れません。つまり、「部分ショート」となっているわけです。その結果は、上右図のようになります。
結局、①における手順1~3の結果は、以下のようになります。
かん電池1つに対して、豆電球3つ直列(A・D・E)の電気回路で、B・Cに電流は流れません。
よって、電流の比は「A:B:C:D:E = 1:0:0:1:1」となります。
②ではスイッチ「イとウ」を閉じるので、手順1~3の結果は以下のようになります。
かん電池1つに対して、「豆電球2つ直列(A・B)」と「豆電球2つ並列(C・D)」を組み合わせた電気回路です。
よって、電流の比は「A:B:C:D:E = 2:2:1:1:0」となります。
次の問題演習は、「スイッチのある電気回路5」です。
⇒ 中学受験の理科 電流と電気回路~スイッチ回路の問題演習と解説【5】
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