中学受験の理科 家庭学習で『ときなおし』が必要な理由

 

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2022/12/08

家庭学習の手順

普段の家庭学習は、次のような手順で進められると思います。

  1. 教材を読んで理解する。
  2. 演習問題を解く。
  3. 丸つけをする。
  4. まちがえた所は、その理由と正解を調べる。
  5. まちがえた問題をもう一度、解いてみる。
  6. 丸つけをする。
  7. すべて自分の力で解けるようになるまで、4から6をくりかえす。これを『ときなおし』と言います。

 

Aさん:教材は読んだが、演習問題を解いていない。

Bさん:演習問題は解いたが、丸つけをしていない。

Cさん:丸つけまではしたが、『ときなおし』をしていない。

Dさん:『ときなおし』までやった。

 

Dさんが最も実力がついたという事は、誰でも理解できると思います。

Dさんは最初に自力で解けなかった問題を、解けるようになっているからです。たしかに実力がアップしています。

 

 

本番までに与えられた時間の量は同じなのに、なぜ生徒によって結果が違うのか。それは、時間の使いかたが異なるからです。どうせなら近道で確実に効率よく合格に向かって進んでいきましょう! くわしくは、以下からどうぞ。
中学受験 理科 偏差値アップの勉強法

 

 

 

では、A・B・Cさんのうち最も損をしたのは誰でしょうか?

それはCさんです。

 

A・B・Cさんは教材を読み終えた時点で、一定の実力に達しています。

しかし3人とも『ときなおし』まではやっていませんから、解けない問題を解けるようにはなっていません。

 

要するに3人の実力は変わらないのです。いまの実力で解ける問題は解けるし、解けない問題は解けないはずです。

問題を解いてみようが解かないでいようが、実力は変わりません。

 

実力が変わらない中で、最も時間を使ったのはCさんです。時間を使っていないのはAさん。ですから時間を損した順に並べると、Cさん・Bさん・Aさんということになります。

何を言いたいかというと、要するに『ときなおし』までやらないなら、演習に使った時間は全てムダですよ、という事です。

 

中学受験の理科で偏差値をアップするための勉強法として、必ず『ときなおし』までやる習慣を身につけましょう。  

 

本番までの限られた時間を、もっと効率よく使いましょう! 以下の記事を、ご覧ください。
中学受験 理科 偏差値アップの勉強法
 

家庭学習の話は、さらに続きます。

「1 教材を読んで理解する」を教材の理解度が40%の状態で終えて、「2 演習問題を解く」にうつったとします。60%を、まちがえるでしょう。

まちがえた問題は理由を調べて理解して、ちゃんと『ときなおし』をして、自力で解けるようになったとします。そして、試験にのぞみます。

 

もし、問題演習をした範囲と同じところから出題されれば、試験でも正解する事ができるはずです。

でも、演習した問題とは別の方向から出題されれば、40%しか正解する事はできないでしょう。なぜなら、もともと理解度が40%だったのですから。

 

つまり、実力は教材の理解度で決まります。

教材に記述されている内容を、行間まで含めて100%に近い状態まで理解する事が重要なのです。

さらに詳しい勉強法については、『合格のカギは4つだけ!(⇒ 中学受験の理科【偏差値アップの勉強法】合格のカギは4つだけ!』を参考にしてください。

 

 

2020年10月の赤本・2021年11月の青本に続き、2022年12月エール出版社から、全国の書店で偏差値アップの決定版ついに公開!

くわしくは、以下の記事をご覧ください。
中学受験 理科 偏差値アップの勉強法

 

 

 

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