中学受験の理科 太陽の動きについての問題演習と解説【2】
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2021/05/23
この演習問題は、かならず「太陽の基本(⇒ 中学受験の理科 太陽の動き~これだけ習得すれば基本は完ペキ!)」の学習を終えてから取りくんでください。
【問題】
ある地点で、3日間の「日の出」と「日の入り」の時刻を調べて表にしました。この3日間の測定をおこなったのは、図のA~Hのうち、地球がどのあたりにあったときでしょうか?
(1) 3日間の「日の出」と「日の入り」の時刻は、次のとおりです。
(1日目)日の出:6時18分 日の入り:17時31分
(2日目)日の出:6時17分 日の入り:17時32分
(2日目)日の出:6時16分 日の入り:17時33分
(2) 3日間の「日の出」と「日の入り」の時刻は、次のとおりです。
(1日目)日の出:6時4分 日の入り:18時11分
(2日目)日の出:6時2分 日の入り:18時12分
(2日目)日の出:6時1分 日の入り:18時13分
解答と解説
【解答】
(1) F
(2) G
【解説】
(1)まず、地球の位置がA~Hにあるとき、1年のいつにあたるのかを考えます。考える視点は、次の3つです。
- 北半球の地軸が、太陽の側に最も傾く位置が「夏至の日」。
- 北半球の地軸が、太陽と反対側に最も傾く位置が「冬至の日」。
- 地球は太陽のまわりを、北極側からみて反時計回りに公転している。
以上の視点から、A~Hの季節が順に決定していきます。
A:夏至の日。昼の時間がもっとも長い。
E:冬至の日。昼の時間がもっとも短い。
G:春分の日。昼と夜は12時間づつで、昼がだんだん長くなっていく。
C:秋分の日。昼と夜は12時間づつで、昼がだんだん短くなっていく。
B:昼が12時間よりも長く、だんだん短くなっていく。
D:昼が12時間よりも短く、だんだん短くなっていく。
F:昼が12時間よりも短く、だんだん長くなっていく。
H:昼が12時間よりも長く、だんだん長くなっていく。
表から「昼の長さ」を計算し、3日間における変化をみましょう(上図)。「昼の長さ」は「11時間13分 → 11時間15分 → 11時間17分」と変化しており、地球が「F:昼の長さが12時間よりも短く、だんだん長くなっていく」の位置にあったことが分かります。
(2) 表から「昼の長さ」を計算し、3日間における変化をみましょう(下図)。「昼の長さ」は「12時間7分 → 12時間10分 → 12時間12分」と変化しており、地球が「G:春分の日。昼と夜は12時間づつで、昼がだんだん長くなっていく。」の位置にあったことが分かります。
次の問題演習は、「太陽の動き3」です。
⇒ 中学受験の理科 太陽の動きについての問題演習と解説【3】
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